2014年5月4日日曜日

Windows環境でGitを使ってみる(SourceTree編)

Windows環境でGitを使ってみる。使い方としては
 ・explorerと統合して、簡単にファイルのバージョン管理 (日本語は大丈夫か?)
 ・MS Officeファイルの差分確認
でしょうかね。あとは番外編として、
 ・GitLabがなくても、複数のWindowsPC間で簡単にレポジトリを共有する
をやってみる。

Gitとのリモートレポジトリとしては、Gitlabを想定し、はインストールされていることを前提。
クライアントツールのインストールから。今回クライアントツールは、「TortoiseGit」と「SourceTree」を試してみる。

■「SourceTree」

1.リモートレポジトリを用意する

 GitLabサーバーをどこぞのOSに建ててもOKだし、gitlab.comを使ってもよい。自サーバーも簡単に建てられたので、ここではgitlab.comを使ってみる。といっても、サイトにアクセスした後は、自サーバーのものと何も変わらない。

※余談だけど、gitlab.comのバックアップ状況がわからなかった。レポジトリにPullすればバックアップ代わりになるとは思いますが、気になるのであれば自前でGitLabを立ち上げればBackupできる。


2.SourceTreeのインストール

 ここからモジュールを入手する。2014/5/3時点の最新バージョンは、1.5.2だった。
 ダウンロードしたら、インストールですが、色々なサイトにインストール手順がのっているので、適当に。





 ※gitがインストールされていない場合は、インストールするか?聞かれます
  (今回は一度Git For Windowsを入れていたので、聞かれず。。)

3.リモートレポジトリ接続のための公開鍵の登録

  SourceTreeのメニューから「ツール」-「SSHキーの作成/インポート」を実施。Puttyの画面が起動されるので、Keyを作成して、適当なフォルダに保存。今回は、d:\git\keyとする。

  キーを生成した後のPuTTYの画面で、「Public key for pasting in to OpenSSH authorized_keys file:」で表示されている鍵情報を、www.gitlab.comのSSH keyに登録する。

4.SourceTreeの初期設定

 SourceTreeのメニューから「ツール」-「オプション」を選択し、以下の設定をする。

 「全般」タブ
  ・SSHクライアントの設定
   SSHキー:3で作成したプライベートキーのファイルを指定
  ・その他
   プロジェクトフォルダ:デフォルトのローカルレポジトリの保存場所。今回はd:\git\repoとする。


 
5.サンプルのレポジトリの作成

 GitLab.com上のプロジェクトを作成する。(例:test)

6.ローカルレポジトリの作成

 SourceTreeの画面上のメニューから、「新規/クローンを作成する」を選択して進める。

7.Officeファイルの差分確認

 Officeファイルの差分チェックには、外部Diffツールを使用する。今回は、WinMergeを使用する。といっても、Diff機能がSourceTreeにマージされるのではなく、WinMergeを呼び出して、更新前後の比較ができる。
 
 事前準備

 WinMergeのインストールと、Office用のプラグインをインストールしておく。
  ■WinMerge(日本語版)
   http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8165/winmerge.html

  ■xdocdiff WinMerge Plugin
   http://freemind.s57.xrea.com/xdocdiffPlugin/index.html

 SourceTreeの設定

 SourceTreeのメニューから「ツール」-「オプション」を選択し、以下の設定をする。

 「Diff」タブ
  ・外部 Diff / マージ
   外部 Diff ツール:WinMerge


  
 差分チェック

 差分チェックできるポイントはいくつかある。

 a.作業ディレクトリとインデックス内の差分
  →この2つに差分がある場合、作業ディレクトリ内のファイル選択して外部Diffを起動すると、作業ディレクトリとインデックスの差分が表示される。



 b.インデックスとローカルレポジトリの差分
  →この2つに差分がある場合、インデックスのファイル選択して外部Diffを起動すると、インデックスとローカルレポジトリの最新版との差分が表示される。

 c.レポジトリ内の差分
  →ログ(履歴)から、選択して外部Diffを選択すると、1つ前のバージョンとの差分が表示される。

  

 マクロとかグラフはさすがにダメっぽい(WinMergeが対応していない)。これはgitツールではなく、別のツールの課題であり、今後に期待

8.所感

 Gitとしては、、

 ・Gitの概念を押さえておけば、ツールの手順としてはとても簡単(といっても一人で使っている分にはbranchとかmergeとかrebaseを使う場面が今のところないから、当たり前か。。)

 SourceTreeとしては、、

 ・画面は見やすい。わかりやすい。

 ・エクスプローラーと連携できたらいいのに。毎回ツールを起動しなけばならないのが、手間と言えば手間

 という所感。

TortoiseGitについては、次回に。

0 件のコメント:

コメントを投稿